11/22/63...★5

 11/22/63、読了。翻訳で読んだ「アンダー・ザ・ドーム」以来、久々のキング新作(最新じゃないけど)。kindle版をダウンロードして3週間で読了。仕事・睡眠以外の時間はほぼ本作品にかじりついていた。そのくらい面白く、引き込まれた。原書の小説を普段そんなに沢山読む訳でもない自分がこれだけ大部な本を読み通せたのは勿論kindle paperwhiteの辞書機能のおかげでもあるがやはりキングの筆力と題材・素材のクオリティの高さに尽きる。主人公・ジェイク同様、自分のJFK暗殺に関する知識はオリバー・ストーンの映画が全て。なので、冒頭、オズワルド単独犯行説をほぼ前提として始まる物語に少々違和感は感じたが、暗殺の真相がどうあれ、「その日」に向けたオズワルドの行動や彼の周辺は事実に忠実に描かれ、圧倒的なリアリティーをもって「その日」が近づいてくる。(暗殺の真相に関しては巻末のキングのコメントを読むべし)良い小説は自分が主人公になったような気になるものだが、本書ほどそれを感じた作品は近頃無かった。50s・60sのアメリカの習俗・流行に関する表現やスラングも散見されkindle内蔵辞書では調べられないことや、JFK暗殺の周辺人物に関する内容など途中webで調べたりしつつ読み進めたがそんな調べものの時間も楽しいと思える程。早く先を読みたい!気持ちを抑えつつ、もしやここが伏線では?と思ったり。キングらしく勿論ラストには何回もヒネりが効いているのではあるが、「その瞬間」まで辿り着いた時は大げさではなく体から力が抜けるような思いだった。5年間のタイムトラベルを3週間で堪能したのだから無理も無いか、、それくらい「厚み」がある読書体験だった。読後、タイムトラベル酔いでクラクラしつつ暫く続く陶酔感。傑作。翻訳版は紙のみ。
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by hatcho_bori | 2013-10-27 18:37 | 読書 | Comments(0)
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