誰が誰に何を言ってるの? by 森達也

c0092710_214297.jpg
森さんの本なんですが・・・今回は連載をまとめたもので割とチャッチャッと軽~く一丁上がりの本かと思いきや・・・

やっぱり「着眼点」が違います。

終章で引用されている、ナチス時代ドイツでルター派の牧師だったというマルティン・ニーメラーなる御方(不勉強にて知らない人でした)の詩。氏はヒトラー登場時はナチスの熱烈な支持者だったものの、やがてナチスの宗教への管理・関与に抗議して最終的には収容所に送られている、と。

付和雷同が帰結するところとは。。。以下、その引用です。

"最初に彼らが共産主義者を弾圧したとき、私は抗議の声をあげなかった。
なぜなら私は、共産主義者ではなかったから。

次に彼らによって社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、
私は抗議の声を上げなかった、
なぜなら私は、社会民主主義者ではなかったから。

彼らが労働組合員たちを攻撃したときも、
やはり私は抗議の声をあげなかった、
なぜなら私は、労働組合員ではなかったから。

やがて彼らが、ユダヤ人たちをどこかへ連れて行ったとき、
私は抗議の声をあげなかった、
なぜなら私は、ユダヤ人ではなかったから。

そして、彼らが私の目の前に来たとき、
私のために抗議の声をあげる者は、誰一人残っていなかった。"

[PR]
by hatcho_bori | 2010-11-09 19:05 | 読書 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://hatchobori.exblog.jp/tb/15424117
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by lalapanda at 2010-12-06 01:13
はじめまして! 
自分も森達也さんの書くモノ好きです!
時計・F1ネタ、それと築地の美味しいモノ、とても楽しみにしています!!
Commented by hatcho_bori at 2010-12-06 06:33
こんにちわ。こちらこそ、宜しくお願い致します。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 火曜日の楽しみ ブラジルGP >>