江戸に出てきて歌舞伎座・夜の部。大当たりの通し狂言『絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)』で大満足の一夜。感想↓
仁左衛門さんの「一世一代」=超当たり役だが今回公演限りで終わり、の意味なんだって。演じるのは武士の大学之助とその家来・太平次の二役で、両人共に自身の欲望の為には人殺しも厭わない、と言うか殺しを楽しんでいるかの如くの極悪人。どっしり悪人の大学之助と軽み・おかしみのある悪人・太平次を見事に演じ分ける仁左衛門さんが歌舞伎座を支配し「わっちが...」の悪婆・時蔵さんが絶妙なスパイスとなって展開するピカレスクロマン。幕間も入れて3.5時間は光速で過ぎ去った。やっぱり歌舞伎は楽しい...。
本日も東の好きなポジションから。お高いところから見物してる感じで気に入っている。今日も隣には来ず広々見物。至福の時間。