人気ブログランキング |

七月大歌舞伎(昼の部)

台風接近中。いつもの垂れ幕は畳まれていた。本日は昼の部。歌舞伎見物はこれでトータル30回目。感想↓
c0092710_13524128.jpg




<通し狂言 三國無雙瓢箪久(さんごくむそうひさごのめでたや)>

序幕 11:00-12:07

本能寺の変〜清洲会議までの40日間を描く通し狂言。

いきなり西遊記で始まる序幕。海老蔵=秀吉=サル=孫悟空と言う繋がりなのね。勿論?これは森蘭丸が見ていた夢の中のお話、と言う趣向なんだけど初っ端から孫悟空の宙乗りが楽しい。

そこへ明智光秀=中村獅童登場、謀反完了・森兄弟を斬り捨て高笑い。舞台変わって第三場は備中高松城に籠城する毛利軍を攻める秀吉陣中。

ここで秀吉は生き別れた妻=八重=中村児太郎が猿回し=中村獅童=実は明智左馬之助と一緒に陣中にやって来たのと出会い、八重は秀吉が別れた夫=藤吉であることに気づく。

八重には男子がいたが行方不明となっていることを秀吉に明かす一方で、八重の夫が元は奴で侍になると言って姿を消したことを聞いた猿回し・左馬之助。侍になどなれる訳が無い、自分の首にかけても無いと言い切った所に出会った秀吉。ここからの海老蔵・獅童の掛け合い絶妙、やはり二人並ぶと絵になるね、で序幕終わり、30分休憩。

二幕目 12:37-14:00

秀吉の軍勢に敗れて小栗栖村に落ち延びた明智軍。褒美の金目当ての悪〜い百姓・長兵衛に市川九團次。長兵衛に槍で突かれて果てる光秀。光秀の息子・重次郎村越伍助に片岡市蔵・松島屋。

息子を探しに来た光秀の妻=中村雀右衛門、息子を追う加藤清正=坂東亀蔵に海老蔵も絡み、暗闇で互いを探り合う「だんまり」。無言でゆったりとした動きを見せる歌舞伎様式美の極致=目福。あっこれって「だんまり」だよね、とイヤホンガイド(おくだ健太郎さんの喋り、好き)が囁くよりも先に気づけるようになって来たよ。

この重次郎は実は、秀吉・八重の行方不明になった男子を光秀が自分の子として育てて来た、と言うことが八重が生き別れになる前に渡したお守りから分かる。やっと会えたよ、本物の父母に...とはならずそこは歌舞伎、育ての親・光秀の後を追い自害する重次郎。大詰へ。

大詰 14:25-15:00

大団円は信長の四十九日法要が行われる大徳寺。焼香の順番を巡って言い争う家臣たちの前に御簾の影から秀吉パパ海老蔵に連れられた三法師=信長嫡子のカンカンくん登場、家臣たちを一喝....なんだけど、何て言ってたかよーわからん?いずれにせよプリンス登場で大仰に参ったーな家臣たちがオモロい。

ちゃんと言えるかなーの心配げなパパの表情を追ってしまう親戚のおっちゃんの心境か。

最後は左馬之助vs秀吉で本水(ほんみず)使った大立ち回り。前列のお客さんに雨合羽支給で結構な水しぶき。ケレン・本水、盛りだくさんで楽しかったなー。

総合評価は★4

次回は納涼歌舞伎・第三部。七之助丈の解説読んで楽しみに。「膝栗毛」よりもこっちが私的本命。
c0092710_13540456.jpg
c0092710_13543360.jpg

by hatcho_bori | 2018-07-29 16:18 | 歌舞伎 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://hatchobori.exblog.jp/tb/29659132
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< IPO直後で軟調の3492タカ... 何やってるか分からない >>