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壽 初春大歌舞伎(夜の部)

今年初歌舞伎は歌舞伎座、夜の部。松竹の優待で二席取れたので先月に続き奥さんと。続き↓
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二階西桟敷。花道の真上で喜んでくれたのが何より。三越でいつものお弁当を調達したけど私は結局家に帰って食べた。飲み食いすると眠くなっちゃうので...。隣の席のご婦人は殆ど寝てたな...。優待席は居眠り組が多い気がする。金払って無いからかね?
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<絵本太功記>
時代物。吉右衛門=武智光秀(明智のもじり)、歌六=真柴久吉(羽柴秀吉のもじり)武智息子に幸四郎、その許嫁に私が好きな米吉。

武智母の尼崎居宅に羽柴が忍び入り、これを討とうとした武智の竹槍が誤って武智母に突き刺さると言う如何にも歌舞伎な展開。主君を討ち取った武智を主殺しと詰る母は竹槍突き刺さりも息子の咎の報いと言いつつ更に光秀を諌めるが光秀は主君(小田春永、織田信長ね)が悪逆の限りを尽くしていたから討ったのは天下の為、と。

吉右衛門丈が演じる位だから明智光秀は歌舞伎の世界では善人分類かと思いつつ赤っ面の佐藤正清(加藤清正ね)=又五郎も加わって最後は三人絵面に決まる。米吉=赤姫と美男子・幸四郎(武智の息子)が向かい合う絵姿も良い。

話の面白さや大振りの見得よりは舞台に立つ役者の佇まい・絵柄の美しさで見せる時代物の良さが少しずつ楽しめるようになって来た。錦絵系で眼福、と。

総合評価・・・★3.5
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<勢獅子>
梅玉と芝翫、それから芝翫息子二名他による所作事。優雅・ユーモラスな獅子舞の動きが可愛い。二日のTV番組、中村芝翫ファミリー出演を見てたので注目してたけど、歌之助くんが良いポジション。これからが楽しみ。これも正月らしい演目。

総合評価・・・★3
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<松竹梅湯島掛額>
太功記も獅子舞も個人的には好きなんだけどあんまり歌舞伎見物をしていない奥さんにはどうかな?とちょっと心配だったがキリの「松竹梅」は喜劇の楽しさとラストの七之助「人形振り」が絶品で分かりやすく・歌舞伎らしい演目で楽しんでもらえたみたいで良かった。私的にも存分に楽しめた。

八百屋お七の恋物語で、駒込の吉祥院寺小姓=幸四郎に恋するお七を軸に、横恋慕する侍・町人に、お七の恋の味方・長兵衛=猿之助が絡む喜劇が前半。十一月・顔見世の法界坊は私的にイマイチだった猿之助なんだけど、こう言うオーソドックスな?江戸おふざけ町人役は合っている。幸四郎も含めた役者弄りも天衣無縫に。

で、十分笑わせた後に、大詰、焦がれる吉三郎に会いたくても木戸が閉まっていて会いに行けないもどかしさと吉三郎への愛を二人の黒子に操られる文楽人形となって表現する七之助の「人形振り」が絶品。

人形振りと言えば十二月大歌舞伎の阿古屋・岩永で玉三郎がやっているけど勿論アレとは全然違う趣きで、雪が舞う舞台に浮かび上がる優美・可憐を目にずっと焼き付けたく(大して距離は無いのに)ライカを目に当て続けた大満足の狂言。

総合評価・・・★4.5
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by hatcho_bori | 2019-01-07 21:05 | 演劇株主優待 | Trackback | Comments(0)
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