...と言いつつ、109木場でハシゴ。
鉄板の池井戸潤小説の映画化作品だけど「
空飛ぶタイヤ(去年二回観た)」とは原作小説の出来が全然違うから。「タイヤ」は松竹製作、こっちは東宝でキャストも頑張ったが...続き↓
元々、万年ダメ係長=八角(ハッカク)は大事な会議中も居眠りした挙句、できる上司の課長をパワハラで訴えるトンデモダメ中高年社員だったのに肝心なところではヤルじゃん、な意外感が小説の序盤〜中盤の肝なんだけど、ハッカク=野村萬斎の時点で上司の(真面目な)片岡愛之助丈を食い気味、最初からいろいろ切れ過ぎ。
映画の尺だからあんまり最初のグダグダに時間をかけられないのは分からなくも無いけれど。
対して安定的に良かったのは同じく歌舞伎の香川照之=市川中車の上級パワハラ営業部長。経理部員で左遷されるオリラジ藤森も好き笑。
正直、池井戸本の中ではつまらん方のタイトルだから、ここまでにした東宝のウデに拍手?