直近見物の海老蔵歌舞伎と比べるのもどうかと思うがテンション上がらなかったな〜
第二部、『夕霧名残の正月』は藤十郎さんを偲んで舞踊30分+『仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場』63分。
舞踊はまぁいいとして何度も見ている大好きな七段目、お話冒頭の由良之助遊興に耽るの図は九太夫が由良之助にタコを食わせる「蛸肴」も含めて丸々カット、いきなり由良之助書状を読むクライマックスからスタートなのにその書状を持参した力弥すら出て来ないと言う見取りのそのまた見取りで初めて見物の人は何のこっちゃ?にならないか心配になる。
イヤホンガイドでは「密になる場面はカット」とか解説していたけど、この段は由良之助が前半のダラしなさと〆の格好良さのコントラストをどう見せるかが肝なのにねと慨歎。
コロナ過による四部・三部興行だと上演時間の制約でかけられる演目が限られてきちゃうから仕方が無い面もあると思うけど...