文楽二回目。
まず『冥途の飛脚』・第三部から見物、翌日『五条橋』『伽羅先代萩』『曲輪文章』『菅原伝授手習鑑』をぶっ続け。どれも歌舞伎で何回か見物済みなのに全然印象が違う。太夫の語りにヤラレタ...。
『伽羅先代萩』竹の間の段、豊竹靖太夫。まだ41歳、若手。声質良し、情感もありおかしみもあり、何て言うのかな、語り出した瞬間にズッポリ引き込まれる感じ。魂も含めた全てを腹から絞り出すような語り。床から引っ込む頃には完全燃焼、抜け殻で聴いてる方もグッタリの何か達成感。
『菅原伝授手習鑑』寺子屋の段、もう歌舞伎で何度も見物していて、あーあれね、なんてどこか軽く見てた自分。
太夫は豊竹藤太夫、こちら66歳、円熟の語りに見慣れた筈の寺子屋の段、松王丸の「泣き笑い」の下りに差し掛かると図らずも涙が...。忠義の為に我が子の首を差し出すいかにもな設定が人形浄瑠璃では何故か不思議なリアリティを以って胸に迫る。新発見。
ますます文楽にハマってしまった二回目見物、東京公演は年4回しかなくコリャー大阪遠征もせざるを得ないかな?