歌舞伎座は八月全パス、九月は四谷怪談のみだったけど十月は従来通り一〜三部見物。先ず一部、二部通しで見たけどインターバル一時間以上。時間のロスもだが役者、裏方全て三部セパレートだから演目的な制約も松竹的には重い。
国立劇場はほぼ全席入れて通し狂言かけてるし歌舞伎座もそろそろ通常営業解禁しても良いのではと思うが何がネックなんだろう。桟敷でゆったり見物していた頃が懐かしい...。(今はすっかり三階三等席生活が板につきました)
初っ端、一部一幕目は『天竺徳兵衛新噺(てんじくとくべえいまようばなし)小平次外伝』。化けて出る小平次はお岩と並ぶ歌舞伎怪談の代表的な役だって。
ストーリーは女房おとわと不義をした多九郎がおとわと結託して殺した小平次が幽霊になって二人に復讐すると言うもの。オドロな怪談らしい演出は確かにあるが小平次のかつての主家・今川家の侍十郎=松也に一目惚れの小平次妹おまき=米吉の恋模様と、何より猿之助の幽霊って言うのもあってそこまでオドロオドロしくはなくソフトタッチな怪談。この演目はまぁまぁだったかな

一部二幕目は『俄獅子(にわかじし)』、舞踊。吉原夜の賑わい。松也はこちらでは鳶頭でメインを張る。
脇を固める芸者二人は慎吾と笑也。笑也さん、何気にいい。この位が丁度いいです(何が?)...ってこのお方おいくつ?と思って後で調べたら59年生まれ、62才。まじ?若く見えるなー

二部一幕目は『天満宮菜種御供 時平の七笑』。「菅原伝授手習鑑」のスピンアウト的なお話春藤玄蕃、左中弁希世、判官代輝国とかお馴染みの面子も揃ってるんだけど開始5分でこりゃスキップで良かったかなーと。
時平=白鸚は毎度のことだけど動き緩慢、と言うか時平だからそう言う感じで良いのだけれどこの演目の時平、過去七回は我當(ガトー兄)。ガトー兄を最後に目撃した「
八陣守護城」でも殆ど動いてなかったがお元気なのだろうか。このお役も余り動けなくなっても出来る、と言うか白鸚さんの河内山とか一條大蔵譚なんかも見るたび「いつまで頑張るかな〜」な思いが。
こう言う演目に侘び寂び感じて楽しめるようになれば貴方も歌舞伎通?私はそこまでは行ってないと言うか余り行きたくもないと言うか

二幕目『太刀盗人』も初めての演目、松羽目物。こちらは松緑・鷹之資で安心して観ていられたけど、鸚鵡返しのパターン、ちょっとクドいかな、間延びてる感じでした。役者が代わると全然違うんだろうな。
三部は別日見物の予定で菊五郎が楽しみだけど三部制ぶつ切り演目に少し飽きてきた・十一月演目も余りソソられず・もう2022ゴールド会員ステイタス到達していると言うことで十一月歌舞伎座は全スキップで決定。
十一月は文楽大阪初遠征と歌舞伎は赤坂・国立劇場通し狂言に注力シマス