人気ブログランキング | 話題のタグを見る

初文楽から早一年

文楽初観賞から一年。大阪初遠征もしたし一年でこんなにハマるなんての初年度でした。

今月は去年の鑑賞教室+忠臣蔵と(段は違うが)同じ組み合わせで一日Wヘッダーにて。

去年の鑑賞教室は前の方のブロックがごっそり空席。コロナで学生?の鑑賞教室がキャンセルになったんだろうな、と想像してたけど今年は同じ場所が女子高生で満席でした。学校の行事で文楽が見られるなんて贅沢なと今なら思うけど。

ただ予想通り?前説終わりで演目『新番歌祭文 野崎村の段』に入ると早速舟を漕ぐと言うよりは爆睡に入られる方がチラホラ。まぁ女子高生が時代がかった心中モノみて何処まで共感できるかと思いつつ見ていたけど終盤豊竹藤太夫の絶叫、じゃない魂の語りで覚醒する人も。

そんな感じで鑑賞教室は軽く流して楽しみにしていた仮名手本忠臣蔵の刃傷〜切腹〜城明け渡しまでの前半通し狂言へ。忠臣蔵は勘平の段や祇園一力茶屋の段は何度も歌舞伎で見物しているけど、今回のパートは歌舞伎でも未見。

高師直とペアを組んだ饗応役は塩谷判官だけじゃなく「桃井若狭助」も居て、師直の態度に腹を立て最初に斬ろうとしたのは若狭助の方だった、と言うのも初めて知ったが、こちらは出だしから迸る緊張感。

今回、義太夫に集中したくて(事前に筋書も読み込んでるし、字幕もあるし)イヤホンガイドを初めて止めてみたのが正解だったかな?出語り床に近い席だったのもあるけど義太夫・三味線シャワーを全身で。

そして殿中刃傷の段はお待ちかねの靖太夫。このお方、いつでも多汗の熱演だけど今回はお顔が尋常じゃないくらい赤くなって血管が切れないか心配になったよ。判官を愚弄して高笑いの師直、その師直を追い回す判官を語りこむ姿はスイッチが入る、と言うか「憑依」レベルの気合で目もイっちゃってます...大拍手。

お次の切腹の段は織太夫の百面相。顔がずっとねじれた語り。そのねじれに合わせて見てる方も力が入るから。何度も書いてるけど切腹はやっぱり生きている役者よりも人形の方が様になる。

城明け渡しで終えると時間が余っちゃうからか、景事で〆た方がの判断なのか分からないけど最後の「道行旅路の嫁入」は少し唐突と言うか蛇足と言うか。

個人的には今回上演部分の前のパート、高師直vs若狭助バトルの下から始めて城明け渡しで終えた方が満足感高かったのではとちょっと思ったものの、今回も満足度高、でした。
初文楽から早一年_c0092710_06342601.jpg

by hatcho_bori | 2021-12-14 07:24 | 文楽 | Trackback | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 「不戦勝」で雀将に昇格しちゃったよ 12月第2週の取引 >>