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水俣曼荼羅...★5

上映時間372分、鑑賞料金¥3,900のどっちもこれまでの映画人生で最長・最高額。シアター・イメージフォーラムもお初、です。

一日まるまるつぶれるので観られる日程まで上映してるかしらん、と少々不安だったけど封切りから一か月まだやってて良かった。
2時間毎に20分休憩が入る上映スタイルで、映画3本一気に観る感じかな?ただ観始めてみると7時間はあっという間の充実ぶり。

先ず一部で「末梢神経ではなく脳本体がやられてしまうのが水俣病」と言う政府の昭和52年認定基準を覆す流れでガーンとやられる。 知らなかった...。そりゃ「未認定患者」が沢山居る訳だ。認定基準そのものが間違っていたなら。

患者たちの数十年に亘っての苦難の道。行政との法廷闘争。勝訴した後の県庁・環境省との「協議」の場は見てはいけないものを見た、と言うか。

知事に土下座を迫るシーン。環境省課長補佐の手書きメモを患者側支援者がひったくるシーンとか。 勿論、行政側の落ち度あったから勝訴した訳だけどでだからと言ってあそこまで「お役目」で出てきた人を罵倒・人格攻撃して良いものかとついつい患者側の塗炭の苦しみを知らない無知鑑賞者は思ってしまったのだが、その後祝勝会?・報告会?で脳がダメージを受けるメカニズムを解明・裁判にも協力した医師が「裁判で勝ったなんてどうでもいい、感覚が失われると言うことは...(「殺されるのと同じこと」と言いたかったのか、聞き取れず)」と号泣していたシーンに思わずもらい泣き。

まだ終わらない、永久に終わらない闘いは上述の闘争シーンも含めて重い重いものだけど、一方で個々の患者との交流シーンも豊富でホッと一息のシーンもあって息がつける。患者たちが水俣病をどう考えているのかも少しだけ分かった心持ち。特に「生駒さん」が印象に残ったかな。

不謹慎な言い方かもしれないが、そういうディティールも含めて一大サーガ、映画エンタテインメントとしても楽しめた。あと何本か観る予定だけど今年オーラス近くで出逢った傑作。

(シアターがエントラスから直ぐで休憩時間は20分間ドア全開でシアター内がほぼ外気温と同じになり寒い!今の季節、寒さ対策要)

↓映画の内容に興奮してポスター写真、外に貼ってあったコレしか撮らなかった
水俣曼荼羅...★5_c0092710_20332815.jpg

by hatcho_bori | 2021-12-28 21:55 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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