今年最初の大阪遠征。いつもの三部から入って翌日一部、二部見てから帰京するパターン。ちょっと慌ただしいんだけど現役中はこれでいくしかないかなと。
まず三部「本朝廿四孝」。2022/12東京公演で一回。今回八重垣姫を遣ったのは簑二郎。ラストは三人出遣いになるんだけど、左が簑紫郎、足が簑悠。皆、先日亡くなった簑助師匠の弟子。簑二郎にしてから御年70。翌日の人間国宝トリオもだけど皆さん頑張るわ。簑悠は一輔の息子だって。知らなかった。ラスト狐火の段は上手側に人形が寄るんだけど私の席のほぼ目の前で堪能。今回公演は一列目〜三列目が確保でき、大満足でした。
終わってホテルでは熟睡。最近よく寝られると言うか今回は正月明けから歌舞伎舞台5ステージこなしてからの大阪遠征なので夜はぐったり...
明けて二日目、一部は「新版歌祭文」。お染久松の久松の方がお店のお金をくすねた疑いをかけられる発端の「座摩社の段」からの上演で次の「野崎村」にスムースに繋がります。野崎村は歌舞伎では何度か見てますが文楽では初めて。織太夫+藤蔵→若太夫+清介の黄金リレー。清介ロック三味線はもう少し激しい狂言で聴いてみたい気がするが次回以降のお楽しみ、と。
二部は仮名手本忠臣蔵八段目、九段目。歌舞伎でも文楽でも七段目・祇園一力茶屋までしか見たことなく初めて見るパート。人間国宝トリオ勢揃いで切語りは千歳太夫のご馳走。加古川本蔵が果たす重要な役割が明らかになる。プログラムに和生さんのインタビューが載っていてこういう大役(戸無瀬)は今回が最後かもと思って遣っていると。御年77才。最近歌舞伎で重鎮幹部が段々動かなく(動けなく)なってきているのを見てハラハラしているけど、人形遣いは基本立ちっぱなし動きっぱなしで休めないから声は出さないにしても立てなくなったら終わりと思うと歌舞伎同等かそれ以上にきつい(筈)。
私なんて見てるだけなのにヘトヘトになってるんだからアレだけどこの方々が頑張る限り観てるだけの人が先にギブアップする訳にはいかぬ...はさておき、由良助女房お石=一輔加えたテンション高い舞台でありました。前回11月の七段目までの通しは風邪で体調悪く集中できませんでしたが今回はしっかり見物できた。やはり健康、睡眠大事、見てるだけでも。次回遠征は四月です。
