今年は変則で9月東京公演→11月大阪ではなく9月東京公演無し、9-10月大阪ロングラン公演。一応万博記念と銘打っているけど東京で会場見つからず?それとも儲からないから東京公演はスキップ?よく分からないが公演回数減らされるのは寂しい...
で、今回は初日テレワーク+三部、二日目に一部・二部で見物。少し早めに大阪入りして仕事してから観劇コース。時間に余裕あるので(大して仕事も無いので)こっちの方が良いかな。
初日は「恋女房染分手綱 道中双六の段・重の井子別れの段」「日高川入相花王 渡し場の段」。「恋女房」は初めて見る狂言。乳人重の井を遣うのは勘十郎でやっぱり色っぽいな。曾根崎心中のお初=一輔もだけどやっぱり違う。今回和生=孫右衛門(心中天網島)と割と地味な立役だったので色っぽいパートはこのお二人が独占でした。「日高川」は何回か見てるけどガブ早変わりは何回見てもよく出来てるなぁ。今回公演、このパートと曾根崎心中が"Welcome to Bunraku"で外国人向け公演だったので分かりやすい狂言にしたんでしょう。
二日目は一部=曾根崎心中。朝から重いかなと思ったけど笑。何度目か忘れたけど今回はかなり「入って」きました。↑上述の通りお初の動き。玉助徳兵衛、床下の決心。"Welcome to Bunraku"で外国人も多かったけど珍しく若いお客さんも多かった。映画国宝効果かしらん。そう言えば私はこの演目、まだ歌舞伎では見たことなかった。言うほどかからないよね?
二部=心中天網島で心中連チャンです。紙屋治兵衛は女房おさんとの間に二人の子がありながら新地の遊女・小春に入れあげてしまう。有り金はたいて旦那を盗んだ小春を助けようとする女房おさんは今の感覚だとありえない訳ですがこのお役が和生さんでもよかったんじゃないのと。分別ある孫右衛門じゃなく。
今回公演は英語字幕との兼ね合いかステージ上の字幕表示ではなくスマホアプリ字幕でした。手元で見られて視線移動をそこまでしなくて済むから個人的にはこっちの方が有難いかな。